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”Zoom MS-50G”

  私の場合、Zoom MS-50Gはペダルボードの中でモジュレーション系のペダルとして使用していますが、実はもの凄く優れたペダルなのです!!。見た目は1個の小さなストンプボックスなのに、生み出せるサウンドは実に多彩。まるでどんなカードにもなるトランプのジョーカーのようなマルチなストンプペダルなのです。今回は、MultiStomp MS-50Gで、コンソールへダイレクトにラインで送っても引けを取らない素晴らしいスタジオレベルの宅レコ用セッティングをご紹介いたします!! 


普段は、Fractal Audio Systems / Axe-Fxを使ってライン録りしていますが、その中でお気に入りのアンプ、「RECTO RED」をモチーフにしたサウンドを作ってみます!!



今回使用したギターは、Valley Arts Custom Pro、ボリュームペダルは、Shins Music ”Perfect Volume”、ミキサーは、Phonic AM 442D USB、モニタリングヘッドフォンは、SONY MDR-CD900ST、ケーブルは、CUSTOM AUDIO JAPANです。




まずは簡単にエフェクトチェーンをさっくりご説明します。「T Scream」→「ALIEN」→「ZNR」→「Hall」です。説明しますと、「T Scream」でクリーンブースト&音の補正を行います。続いて、「ALIEN」でRECTO RED風なアンプサウンドを作ります。その後、「ZNR」で余分なノイズをカットして、仕上げに「Hall」で臨場感を出します。
 
 それでは、個々のセッティングを細かく見ていきましょう!!



「T Scream」
Gain 4、Tone 57、Level 69


「ALIEN」
Gain 70、Tubu 77、Level 20、
Trebl 46、Middl 43、Bass 30、
Prese 48、CAB:DZ DRIVE/4x12、OUT:LINE




「ZNR」
THRSH 20、DETCT:EfxIn、Level 100



「Hall」
Decay10、Tone3、Mix57、
PreD49、Level100、Tail:ON




 MS-50Gは、6個までエフェクトチェーンができますので、「ZNR」の後にモジュレーション系&ディレイ系を入れてより一層深みのあるサウンドを生み出すことが可能です!!

 アウトプットがモノラル2本出し=ステレオなので、臨場感溢れるリアルで飽きのこない素晴らしい音色を作りこむことも可能なのです!!

 今回のセッティングでは、ギター側のVolを5程度、ボリュームペダルで、1/5程度踏み込むとクリーン~クランチサウンドが生み出されるかと思います。そして、曲の展開などでGainが欲しい時にはボリュームペダルを踏み込みGainコントロールを行い、さらにギターソロなどでハイゲインリードサウンドを出したいときには、ギター側のVolをMaxにします。そうすることによって、恰もMesa/Boogie Dual Rectifierの真空管が唸っている、”あの音”、になります。

 余談になりますが、ギターのあとにConisis Elegant Beast BA001を繋ぎMS-50Gを接続すると、より艶やかで、奥行き感が感じられるサウンドを得ることが出来ます。このバッファーの特性である、音の「芯」はそのままでありながら、その音の周りに厚い倍音の膜がある様なイメージ、デジタルでありながらアナログ的要素である”温かみ”を加えることが出来ると思います。個人的主観ではありますが、とにかく弾き心地が良くなり、音の潤いが全然違って聴こえます。
Conisis Elegant Beast BA001



MultiStomp MS-50G、これだけのクオリティーを持ちつつコストパフォーマンスに優れており、概ね実勢価格8,900円です!! (皆さんお馴染みの”サウンドハウス” 税込み価格を参考)

スゴイでしょう!!

是非お試しくださいネσ(^○^)